本日、知人から
Q 地方と政党をどう思うか?また、地方議員とは、どのような人が必要かとの質問をもらいました。
A 国は議院内閣制、地方は知事(市長)の大統領制。よって違う仕組みの中、国・地方で2大政党制の弊害が出ています。地方は知事与党とか市長与党とかで区別するべきで、中央政党でなく、会派(ゆるやかな仲間くらいい)でいいのでは?
政権を担当することはないので・・・。
欧米は、政治より前に政党があり、人権を獲得した経緯から政党の考えや住民意識がしっかりしています。なんでも欧米を真似ればいいというわけではなく、日本には日本の政治の個性があっていいのでは無いか?そういう意味では
江戸幕府などは、非常に日本人の感覚にあっていたのかも知れないと思います。

しかし、現在、高齢化が進み財政が厳しくなり、例えば
介護保険1つをとってみても、余りに複雑になって、地方でも政治家が全て理解するのは不可能に近くなっています。
業界のスペシャリストの意見を集約するにしても、スペシャリストが政治家になりスペシャリストの意見を集約するくらいのことをしないと無理です。それが10年で介護保険が破綻しそうになったり、年金、保育、教育・・・と全てで弊害が出てきてる理由の1つです。国の政策を有無を言わさないで、一律に田舎も都会も同じにする。これでは無駄が多く財政は破綻が加速します。この
逆が
『地域主権』です。
そういう意味でも地方議員は会派(仲間)程度の緩い結びつきが良いと思います。中央政党の政策がこの地域に全てOKではないし、地域の特性もあります。
江戸時代に大名諸侯が地域を支配し、地域の特性を重んじたのも、江戸幕府の成功だったと改めて考えるところです。
要するに、ここに来て高齢化が進み、景気が悪くなり、政治の歪みが表に出てきたということ!
確かに民主党内の問題も大きいが、出るべくして出たと思います。
そして、それが今、住民に選択という形で押し寄せています。それが
名古屋の河村市長、
大阪の橋下知事、
東京都知事選・・・・。既存政党でない、新しい考え方です。流石は三大都市と言われるかもしれませんが、
傍観者でなく静岡県も県民や市民のために変わっていかないといけないと思います。
これが今の地方と既存政党との関係だと思います。